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【禁聞】2万人以上が江沢民告訴 その意義とは?

2015年07月02日

【新唐人2015年07月01日】明慧ネットによると、6月の第4週だけで、1万3000人以上の法輪功学習者および家族が江沢民を訴えました。江沢民に対する告訴は累計で、すでに2万件を超えています。

 

中国共産党は1949年に政権を樹立して以来、「土地改革」、「三反五反(さんはんごはん)運動」、「反右派闘争」、「文化大革命」、「天安門事件」など、政治運動と弾圧を繰り返してきましたが、迫害された国民が加害者を訴える動きは、ほとんどありませんでした。

 

中国問題専門家 仲維光さん

「誰も声を上げないのは異常です。皆共産党の暴虐を恐れているからです」

 

しかし、沈黙はついに破られました。6月の第4週だけで、1万3000人もの中国人が共産党の元トップ、江沢民を訴えました。

 

明慧ネットは5月末から6月25日までの約1か月間に、2万2818人から江沢民に対する告訴状の写しを受け取りました。中国にはネット封鎖の問題があるため、実際の告訴者数はもっと多いと見られます。そのうち、1万972通の告訴状は、最高検察院と最高法院に受領されたことが確認されています。

 

中国以外の17か国、160人の法輪功学習者も江沢民を訴えました。

 

バンクーバー法輪功学習者 田宇さん

「訴状は中国の最高検察院に送りました。1999年の弾圧以降、陳情した私は4回も収監されました」

 

ロス法輪功学習者 時振華さん

「両手に手錠をかけられ、丸5日間、ベッドに吊るされました。江沢民は人道に対する罪、ジェノサイド、拷問罪、違法な家宅捜索罪を犯しました」

 

告訴の急増ぶりから、迫害の被害者の多さが分かります。今回、明慧ネットが受け取った訴状の写しには、当事者だけでなく、その家族も極度な苦痛を受けていたことが詳細に記されています。しかし、これまでの迫害の被害者と違って、なぜ法輪功学習者は声を上げ、元国家元首を訴えることまでできたのでしょうか?

 

中国問題専門家 仲維光さん

「まずは信仰のパワーでしょう。悪は正義に勝てません。だから厳しい迫害に遭っても、彼らは信念を曲げず、加害者を訴えました。そして 信仰は中国の伝統でもあります。「真・善・忍」は数千年来、中国人が堅持し、追い求めていたものです」

 

歴史上、「強権」に立ち向かった中国人は少なくありません。例えば、春秋戦国時代、斉(せい)の宰相の崔杼(さい ちょ)は君主を殺すと、3人の太史官(たいしかん)に事実の隠蔽を命じましたが、3人は拒み、殉職しました。明(みん)の時代、東林党(とうりんとう)の楊漣(よう れん)らは権力を牛耳っていた宦官、魏忠賢(ぎ ちゅうけん)を弾劾しました。

 

中国史に詳しい章天亮(しょう てんりょう)博士は、強権を恐れない精神は中国伝統だが、これほど大勢が立ち上がるのは中国史上初めてだと述べます。

 

章天亮博士

「中国で江沢民告訴のうねりが起きています。非暴力抗争の伝統を継いだ動きです。これほど大勢が強権に屈しないのだと分かります。彼らは黙々と自分の信念を守り、それを実践しました。同時に平和的に社会からの尊重を求めました。これは中国史上初です」

 

ドイツ在住の著名な社会学者、仲維光(ちゅう いこう)さんは、法輪功迫害は中国人だけでなく外国人にもおよぶ、いわば人類に対する迫害だと言います。また、江沢民告訴は時代の流れに沿うものであり、この告訴のうねりは止まらないだろうと分析しました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/06/30/a1207115.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

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